アイムユアヒーロー - ただ、思ったこと

こんな時なので今更でも語彙力なくても情弱でもツール使えなくてもで感想をば。大量にリンク貼ってるから重いかも。ちなみにライブは行ったことないです。

1．１・２・３ -2023 ver-

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はしゃいでるAtR、て感じがして好きです。イメージだと原曲は爽やか元気寄りストーリーではお助け枠カントー出身、こっちは初対面よくわかんねえ人らな隠れ強キャラ東京出身。なに言ってるんだろ。とりあえず、原曲はアニポケでこっちはリアル。

私はまふさんの出だしの柔らかい感じと、でもやっぱり最後にははしゃいでる感じと、そらるさんの「目まぐるしく回り変わる」の名前知らないけど加工と「Why don't we go？」の力強さ、ラスサビ前の赤緑バトルBGMがグリッサンドになってる(気がするだけで確証はない)のが好きです。あと、サビでハモリだと声が融け合ってるのにソロになるとそれぞれの声の特徴がメチャクチャ出てくるの。ハモってるトコ2人に聞こえないから聴いてほしい。車の中で散々聞かされた末弟はラスサビのまふさんの「Let's have a fight↑！」(たぶん絶対にふぁーいっ！て言ってる)のどこ行くねーん感が、母は同じくまふさんの「仲間になろうよ」のアレンジ(なかー↑まー↑↑にー↓)が好きらしいです。まず1曲目の入りで一気に引き込まれる。すごい。

と、イラストのそらるさんの自信満々なようなわざが見事に決まって思わずニヤついてしまったような表情と、まふさんの真剣に指示出してるような、今！そこ！て応援してるような雰囲気も好きです。「ちょっとコレやばいですって！」「大丈夫大丈夫いけるいける」みたいな(オタクの妄想です)。2019年版(？)のは両方おだやかっぽいから尚更。

あと、メロだけで地味に2オクターブ要るのもハモリもっと広いのもやばいと思います。

2．アイスクリームコンプレックス

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パート分けえぐいんじゃ。1人じゃ歌えないのがユニットならではで好きです。

水銀灯の下→ネバーエンディングリバーシ(クロクレストストーリー収録)

サンタの忘れもの/Let's party‼︎→ブラッククリスマス？

アップルパイに入れるシナモン→チョコっとの答えっぽい？

この世界に不要なものなんてひとつすらないんだ→世界を変えるひとつのノウハウ？関係ない？

MVのペンダント(？)→セカイシックに少年少女、彗星列車のベルが鳴る、テレストリアル、アイスリープウェルのアレ？

喰らいつくしちゃお！→喰病しのイデア

なのかな、とか軽く思ってたりもする曲です。考察はしてない。まふさんの世界観の儚いながらもキラキラした部分を詰め込んであるのかな、とか降ってきた。あと、つべのコメントにあった、「アイスクリーム/コンプレックス」ではなく、「アイ/スクリーム/コンプレックス(scream complex、騒ぐのが好き、て意味でいい、のか…？まるで自信がない)」なのかもしれない、ていう考察が好きです。そもそもコンプレックスって言葉の解釈が難しい。

なんというか、これは考察というより、一緒に盛り上がって楽しもうよ、てな感じがする。太陽じゃなくて満天の星空と流れ星とか雨上がりの虹とかぼちぼち晴れた空とかな明るいえてぃあ。MVもイラストもやんちゃ可愛い。

2024/07/29 いきなり気付いた

「恋や偽物のアイラビューに泣いた微熱を冷まして！」て、何がとは言わんがまんますぎでは？この時には乗り越え…たかは別でも前を向く準備はできてたと解釈していいですか？

3．レッドスプライト

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アップテンポのまま、一気にダークな感じに。とにかくカッコよくて好きです。

カッコいいのもそうだし、何か深い意味があるような、でも言葉にするのは難しいニュアンスが込められているような、でそうやって色々と解釈して論じて最後には揉めるのを風刺したような感じも好きです。歌詞見ながら書いてるんだけど、「君はどんな意味を見出すの？」てのがまんま刺さった。

なんだろうな、こういう考察を風刺してくる曲こそ考察したくなるの。全体的に、ボクらこと活動してる人に対して色々言ったり考察したりする人たちについての何か、な感じがした。考察してて刺さりまくるし。真相は合ってないって2番サビ入りが怖い。

もはや何を言っても歌詞で封じられてしまうという結論に至ったので、とにかくカッコよくて好き、という感想は主張しておきます。感電してます。

4．モア

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勝手にAtR楽曲四天王に入るんじゃないかと思ってます。他3つ…決めきれねえよ。入ってるのを確認してめちゃくちゃテンション上がった。2人以外には入るどころかマトモに観測することすら出来ないそらるとまふまふだけの場所、て感じがホントに好きです。

二次創作で使おうとしてるのもあって(おい)浅慮ながら色々と考えてみたのですが、多いので少しだけ。

1サビの「曖昧じゃ」(ま)「儘にならない」(そ)は曖昧にしたくないまふさんと曖昧のままで誤魔化したいのに儘にならない、けど本当は曖昧にしちゃいけないってわかってるそらるさんで、落ちサビの同じ歌詞は2人とも曖昧にしてちゃいけないって思ってる、表記するなら「曖昧じゃ儘にならない」なのかな、てのがあったり、同じく1サビ「心は“まだ”ボクの？」は今でもボクのことを意識の中に入れているのか、ていうどちらかといえば悲観的な“まだ”で、ラスサビのそらるさんの「心は“まだ”ボクの？」は同じニュアンス、まだ自分に失望していないかってのも含みながら、今からでも間に合うか、ていう一縷の望みに近いものも孕んだ“まだ”なのかな、とか。でもあれこれ言っても本当のことは本人らにしか、もしくは2人にもわからないのかもな、とも思ったり。生真面目に考えたのをつべのコメ欄に投げるかもです。

曲としては、サビにピアノっぽい切なげでなんだか不安定な音が増えてるのは気のせいじゃないと思います。ものすごく好きです。元からシンプルなようで繊細かつ複雑なんじゃないかと知識ないなりに思ってたけども(偉そうだな)、なんか更に凄くなってませんか、というか。

あと、歌詞カードのイラストの髪の毛もしょげてるそらるさんなんか可愛い。仲直り(？)して一緒に星見ててほしい。

↓聞き比べて

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YouTubeさん！モアの表記はモアかせめてmouaであってMoreじゃないんだ！(過激派)

5．東京クローン

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過去曲のクローンなのだろうか、とか思ったり。ラジオっぽいのと曲調とパート分けがぐるんぐるんするの好きです。つべに上がるの希望します。

いきなり直前かつシリアスめな曲のモアのオマージュをぶち込んできて、しかもパート交換の上に「うるさいなあ(発音は多分うっさいなあ)」で締めて「あぁ(歌詞にはない)」に繋がるののインパクトが凄くてもう。

で、歌詞抜き出しでオマージュ元ちと考えてみますた。メモをそのままコピペしたらちっちゃくなったからそのまま載せる。ちな()内の歌詞は間違っとるかもしらん。

お手元の画面に涙・感情が電波に乗ってバグっちゃうわ→輪廻転生(電波に乗って夢の夢)

本当を聞かせて？～うるさいなあ→モア

泣いて泣くほど手を叩いてさ→夢のまた夢(なりふり構わず手を叩け)

ぱっぱらぱなしで問題はない→ハローディストピア(ぱっぱらぱーで唱えましょう)・最終宣告(ぱっぱらぱなしの人生)

どうだっていいこと→ラクガキサマ(どうだっていいんだよわかってるんだろ)

今日は燃えないゴミの中へ→わすれられんぼ(捨てられる場所もない・鴉(燃えないゴミよりも確かな置き場所もない)

どろん→忍びのすゝめ？あんまり関係ないか？クローンと被せてるのかもしれない

どうしてなんで・間に合わせじゃ意味ないし→デジャヴ(なんでなんで好き勝手・間に合わせに丁度いいですねえ)

切って貼って→ジグソーパズル

+正しいってなるなら〜そりゃ結構期待はしないぜ→人生逆転の神業

生まれ持ったカードで→アンチウィルス(産声から引き当てたたったひとつの切り札は)・ユメクイ

イカサマのしようもない→イカサマダンス

人生というゲーム→罰ゲーム

妄想をぶちまけて→ハローディストピア(妄想誇張の現状、というかCメロ)

消えない傷なんてむしろ特別さ→すーぱーぬこになれんかった(きっと見世物の傷増やして)

君が泣きそうな夜へ→絶対よい子のエトセトラ(君が世界のすみっこで押しつぶされそうな夜には)

オマージュ元になってそうな気はする曲

ベルセルク

多面草

脱落人生へようこそ

マルファンクション

神様の遺伝子

がらくたの作り方

自壊プログラム

喰病しのイデア

立ち入り禁止

オマージュ元がありそうな部分

今日も一日0点で完

どうだって何も変わりやしないさ

てな感じで。こじつけもあるし、まふまふさんの、そらるさんの、AtRの世界観だから似た部分の可能性もあるけど。

入りと締めのラジオの挨拶っぽいやつの影響か、お便り読み上げにも聞こえる。あーはいはいなるほどねーうーんこうじゃないかなー、みたいな。ちょっと違うオマージュというかパロディというかでもあるし、元になった何かがあるクローンでもあるし、色んな曲をこっちで選んで使いつつ言いたいことは言うラジオでもある、て構図が好きです。なんにしろ、粋も無粋も何も関係ない、的な部分と、絶対よい子のエトセトラ候補に挙げてても「キミが泣きそうな夜へボクらトンでいくぜ」てのは確実にこの曲自体のメッセージだと思ってます。

歌詞カードイラストのはんぺんとまふてるの顔が入れ替わってるのは真ん中の弟(同じくそらまふ推し)に言われて気付きました。不覚。

2024/02/29

貼り忘れてたけど(たしか)一昨日にMVきました！カセット＆カーステレオよき。〆の「東京クローン wow wow」のトコで、もう終わりか…てなってもうた。ホントにあっと言う間だった。

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6．折り紙と百景

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四季折々に揺らいで、女の子視点。叶わない両片想い。2番サビ後Cメロ前のコーラス大好きです。ただ音程が違うんじゃなくて最後の下がるトコ以外リズム違うのがハチャメチャに好きなので聴いてきてください。

「叶わない恋を知った」のは男の子で、「知られずひとりで泣いた」のは女の子なんだろうけど、入れ替えても通るのが本当にもう、て感じで。表現も「知った」「知られず」で対比になってるし。この感じだと、お前らはよくっつけ、とも言いにくいのが憎い。しかもこの2人、もしくは1人と1柱は告白すら出来ない、まず恋が許されない運命を憎んではいなさそうだし今後も恨まないんだろうなって純粋さ綺麗さもある、ときた。好き以外に何を言えばいいんだ。もののあはれ？…今ググったらどストライクすぎる説明出てきたから貼っとく。

やっぱり言葉選びが綺麗なんですよ。MVの影響もあってイメージは曇り空なのに、だけど綺麗ってマジで何なんですか。ピアノと箏もいい。

歌詞カードの背景の線の細かい麻の葉模様がマジで合う。イラストの神主まふさんと桜の感じも好き。なんだろな桜の永遠のようにも見える儚さ。

7．万花繚乱

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良かった叶ったよ別ペアかもだけど。和でお祭りで妖狐で花火とか最高です。

和でお祭りなのも最高なんだけど、立場を考えて泣く泣く諦めた曇りもしくは粉雪の昼な折り紙と百景の次が、なりふり構わず悩むこともなく月夜のお祭り楽しんで告ってハッピーエンド掴んだと思しきコレなのも最高。サビ前半のはしゃいでる感じからのサビ後半の盆踊りしてるのか一瞬曲調変わるのも好き。ラストのハモリも好き。ハモリ大好物。

で、歌詞を改めて見て思ったのが、四季折々に揺らいでと歌詞が対比になってるのかもしれない、てトコ。やっぱりこじつけかもしらんが、お祭りを開く側なのか参加する側なのかとか、恋が禁忌だと前から知っていたかとか、四季と一晩もしくは一夏っていう時間の長さとか、身勝手さとか、なんかもう色々。関連づけたくなっちゃうんだよなあ。折り紙と百景の次なの確信犯な気がしてきた。助かる。2番の後の間奏での女の子の狐の窓からして、女の子には男の子の正体がバレてる、ての一緒だし。好き。最後の「解き明かして」は世界の理を乗り越えた、的な意味でいいんだろうか。世界は許された、とも書いてあるし。

そらるさんの声がめちゃくちゃ好き。ビブラートといい柔らかい低音といい。まふさんの綺麗な高音も好き。でハモリが大好き(n回目)。

8．ライア

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温度差。なのにすんなり移れるのが本当に凄い。何の変哲もなく上手くいかなかったカップルで、でも当事者の2人にとっては他にないほど大きな出来事だったんだろうな、て感じがするの好きです。

この2人の嘘ってなんだったんだろう、て思ったり。お互いに好き同士だったのは本当なんだろうけど、自分のワガママを通すためか、逆に相手にもっと好かれようとしたのか、もしくはその両方なのか。君は色んなものをくれて、「失くしてよかった」「知らなきゃよかった」は嘘で、手元に余る毛糸って表現から相手に手作りの編み物あげたこともありそうな感じもするし、でもふたりとも嘘つきで。向こうも「私」のこと好きなような気もするけど、それは「私」から見た主観で嘘なのかな。

最後に雨の音が入ってるのも好き。

ぶっ込んだこと言うなら、まふまふさんから見た自分と結婚相手ってこんな感じだったのかな、て騒動聞いてちょっとして思った。お互いに非があって、お互いに別れたくはなくて、それ以上に続けられない、というか。ちなみに私は例の騒動については、特に何も、て感じです。まふさんの曲が聴けるならそれで十分。

9．ハローム ジーカ

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だから温度差。一気に明るくなる。歌詞がめちゃくちゃそらるさんで好きです。

そらるさんって熱いトコあると思います。「凍りついた心を溶かす炎のように熱い掌」てのが本当に。一番最後のパートは君視点だろうな、とか。君と僕のどっちもそらるさんでまふまふさんな気がしました。

今までそらるさんが書いた歌詞と同じ表現を使ってるらしいんですが、ワンダー(アルバム)含めそれ以前のそらるさんのCD持ってないのがハンデになってるのか、なかなか見つけられないのが悔やまれる。「聴かせてムジーカ」「聴いてよムジーカ」がワンダー(曲)「見せてよワンダー」に被せてるっぽくて1サビでは受け身だったのがラスサビで自分がする側になる流れもそっくりなのと、「盲いるほど求め続けて」が『午前零時、ガラスの靴は』と近い表現になってるの、あと「モノクロが彩られていく」が嘘つき魔女と灰色の虹っぽいのはわかった。直接的にじゃなくて、全体的に寄せてるのかもしれない。なんにしろ好き。ホントにキラキラしてるというか、眩しいし熱いのは熱いんだけど、それは傍にいてくれるからだしギラついてはいないって塩梅がものすごく好き。

ここから意味の分からない妄想を口走ります。

「僕」がいつか魔法使いそうな感じあるの誰か伝わりますか。蕾を綻ばせるとか、踏まれた花をちょっと元気にするとか、ぼちぼち降ってる雨を傘なくてもギリ平気程度の小雨にするとかその程度だけど、なんというか、こう、はい。ラスサビ転調で歌い方もキッパリするようになってて意地張って気持ち偉そうな表現だった(転んでも君がいるならそれでも共に行こう)のが等身大になってる(今更だけどこんな僕だけど隣を歩いていいかい)のが覚醒した感あって。こちとら高校生なんだ。

10．ナイトクローラー

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だからおんd(ry。明るい昼間からの深夜の逃避行。勝手にまふさんらしいのってこういうのんじゃないかと思ってます。好きです。

で、カッコいいのもそうだし、「I don't wanna pass away(死にたくない)」から始まる2番まふラップも好き。エグゼキューションが死刑執行って意味っぽかったり「表裏一体な死と生」ってどことなく前回のひきライ(表/裏)の曲のエグゼキューションと繋がりがあるような気もする。

「眩しい君にこの気持ちがわかるもんかよ」「元は先見えぬことが当たり前の夜景」て歌詞が本当に好き。それでいて、「悲しい未来に目を逸らして生きるくらいならボクは夜に逃げる」てのが、本当は闘っていたい、みたいなのを感じるのも好き。

レッドスプライトは考察しても歌詞に封じられるからカッコいいとしか言えないけど、これは考察うまくいかなくてカッコいいしか言えない。どっちも好き。

ピアノの踏切がものすごく良いからこっちも聞いとくれ。

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11．レム

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アルバム発表時にまふさんが好きって言ってた曲でございます。今のまふまふさんなんだろうな、と思いました。ふわふわ切ない、寝入りばなの軽い眩暈と勝手に流れてくるタイプの考えごとみたいで好きです。言語化しづらいような何かをちょっと考えてて、雫が垂れる程度に泣きながら眠りに入る、みたいな。

「道に迷うことはいつぶりだろう」(ここ最近は迷ってなかったってことかも)とか、「君はいいなひとりでいられて」とか、あとサビを中心に今までの曲と逆な気がして、雑誌の記事紹介に出てきた、作曲のリミッターを外す、ていうのを思い出しました。2番サビ前半が絶対よい子のエトセトラと真逆でびっくりしたけどどっちもアリだよな、良いよな、好き、て。探しほしい時も探してほしくない時もあるよな、うん(何様)。天秤座は何かを決める役のことだろうか。

何か深堀れそうなような、とりとめもないけどどっか抑うつ的な思考をそのまま落とし込んだような感じが本当に好き。

12．テレストリアル

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引き続き夜、そらるさん15周年楽曲。活動休止中でも依頼してコーラス入れるのも、水晶婚ってテーマを選ぶのも、そこで彗星列車のベルが鳴るの後の曲にするのも大好き。あと単純にウィンドチャイム的なキラキラ感が綺麗で好き。折り紙と百景は粉雪みたいな、レムは罅の入った薄いガラスみたいな、テレストリアルは透き通った氷みたいな切なさ儚さがあると私は思ってます。水晶は金属とぶつけると綺麗な音が鳴るって余談を置いておきます。

「もう二度と聞けないのだなあ」「君に会いたいよう」の子供っぽい表現が、大人になれない、君を忘れられない、て感じがする。あと、「星が降ったような」「君を隠す水晶のカーテン」「何か聞こえるような」「声が聞こえたような」で彗星列車の時と違ってはっきり会えたわけではなさそうなのがまた。でもって、MVで蹲ってる男の子が、背中に女の子が来た途端に穏やかな顔になるのが、君にいてほしいってのと何も出来ないってのを感じさせてくる。MV最初のドアのシーンは「微睡みの戸を叩いた」だろうか、とか。もしかしたら、何回も繰り返して見た夢で、でも現実にはならないから「冷たい夢」なのかもしれない。床の時計の文字盤がクロクレストストーリー(セカイシックに少年少女、アイスリープウェル収録)にしか見えない。

歌詞カードのそらるさんの幼い感じ可愛い。持ってる花がマイクに、小指の糸がケーブルに、周りの星が金平糖に見える。

…あの、次の曲と一緒に考察させてください。

13．ウェディングドレス

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結婚式な表現が多いのにどう見ても結婚式じゃないのが本当にもう。アイスリープウェルと同じ言い回しも多いからシリーズと見てます。それはそれとして、「ピントのずれた目こすったって」ていうフレーズと、2番のBメロ？の鏡花水月入ってるの好きです。…待って、鏡花水月に「瞳の映写機の中」て歌詞があった。

で、考察タイムっす。ウェディングドレスでは「栗毛の髪」、アイスリープウェルでは「黒髪」と書かれていますが、『セカイシックに少年少女』『アイスリープウェル』『彗星列車のベルが鳴る』『テレストリアル』のシリーズという前提でいきます。

セカイシックに少年少女は夏で(夏の大三角)、彗星列車は夏が過ぎたあとっぽくて(あの夏の向こう)、テレストリアルは冬で(“君に触れた” そんな冬の日)。アイスリープウェルは「現実感が無いまま君の手を離すお別れのベルが鳴っている」から始まって「覚めない夢に落ちていく」で終わるから、ウェディングドレスから彗星列車とテレストリアルを挟んだ後なのかな、て。ウェディングドレスがお葬式の曲だとして、白いヴェールとかウェディングドレスに喩えられるような白い服は変じゃないです。で、ウェディングドレスだと「君が思い出になっていく」で茫然と諦めてるような現実を受け止められない感じがして、ただ彗星列車とテレストリアルを経て君はもういないことは理解して、だけど受け入れられない上に君に会いたい気持ちが強くなっていって、アイスリープウェルのラストへ…て感じなのかな、と考えました。セカイシックのラスサビも「君」がいなくなって(全てが消えてしまったってボクは何のため呼吸を探しているのだろう)、最後のパートで後追いしてる(存外ハローグッバイおやすみ)可能性もあるかもです。

更にこじつけと妄想を足します。

アイスリープウェルの出だしから「ねぼすけな君は起きない」までがウェディングドレス、Bメロの間に君がいなくなったことを理解して1サビ、それと彗星列車。2Aは回想かいつも見てる夢のどっちかもしくは両方、その後の「星をすくったシーツに乗って羽ペンで描いた空を渡ろう」「どうしてまた夢が覚めた」がテレストリアル。ここ音が静かでキラキラしてる。2サビはセカイシックで君と話した内容、からのウェディングドレス回想。で、Cメロ？で決断、ラスサビで実行、最後のパートがメリーバットエンド(元の意)な締め…みたいな。そこそこ長い小説書けるよこれ。やっぱ誰かしら書いてるのかな。

14．目隠し少女と蜃気楼

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ちょっと明るくなったよ。たぶん3拍子と4拍子。薄幸なふたりのささやかでかけがえのない幸せって感じが好き。本当か嘘かわからないけど御話を聞かせてくれて花を持ってきてくれるカラスを優しいって感じる目の見えない女の子も、やっと笑えたって言うカラスも。

本当は少女が言うとおりに優しいんだけど、黒いからって嫌われて石を投げられてきたカラスはそれを信じられないし、「実際に彼女がそう感じていたとしても、本当に優しいヤツは嘘を吐かない」て思ってそうだな、てふと思った。「どこか飛び去ってしまえばいいや」てモノローグ的な歌詞は、自分が嘘つきだから申し訳ない気持ちと、少女にまで黒いからって嫌われたくない、てのがあるのかな、とか。

それも加わって、2番Bメロ？の4拍子のちょっと元気な感じが本当に好き。「水をくぐった石塔」の意味はまだよくわかってないけど、もしかしたら雨上がりなのかもしれない。

と、いつもの妄想。目隠し少女が盲目少女とグリサイユ説もあるし、カラスが鴉(7×2つの大罪)のカラス説もあると思う。両方だとしたら盲目少女の「曇天を飛ぶ鳥」てのが鴉のことになる気もする。

15．１０数年前の僕たちへ

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「ボク」じゃなくて「僕」ですよ。まずそこが好き。めっちゃ普通にバンドなのも好き。

教室のドアが重たいのも、下駄箱の前で立ち止まるのも、逃げ場が全てな感じがせんでもないのも、特段なにが嫌とかはないけど何となく苦痛な感じが本当にそれ。

通信制ながら年齢的にも現役の高校生で、最初だけでも普通の高校にも行ってて、ギターもやってる身としては色々と刺さる。聴けない時とすごい助けられる時の波があるんだけども。「後悔もずっと隣で」「この先歩く術がないのは今もそういうもんだよ」「この前も一生分泣いたけどギターは続けておいてよ」「忘れたいことばかりだななんて口に出すのは簡単で今じゃ探し回ってるあの日にもし戻れたらなんて」「今は何も信じられなくたって」「それだけはもう間違えないで」て、好きな歌詞が多すぎる。本当に助けられる。

と、コメ欄で見た、時計を巻き戻しても意味がない、から始まったユニットの昔の自分に向けての曲ってのがいい、てのと、最後のパートは昔のAtRから今のAtRなのかな、てのも好き。更に10年後に向けてのメッセージなのかなとも思ってたけど、そういうのもアリだな、て。

アコギ1本ボーカル1人の弾き語りにはなるけど、コピーというかカバーというかやりたい曲。10数年前側から、とか言うのは烏滸がましいとは思うけど。

16．アイムユアヒーロー

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テーマから優しすぎる。テレビの中の勧善懲悪のヒーローより何が正しいのかわからないよねって寄り添ってくれる方が私は嬉しい。

「世界を照らす魔法はないし」てのが、神様とか妖怪とか出てくる曲が多かったり、セカイ系シリーズって呼ばれる曲がある(概要欄に「世界は〜」て書いてあることがある)ユニットから出てくるのが好き。まふさんはワールドドミネイションとかも書いてるし、そらるさんは魔法とか必殺技とか好きそうな感じするのに、それも使えない、て言い切って、その上で「君だけのヒーロー」て言うのが本当に好き。それでいてMVは魔法使ってる感あるのも好き。「傘をさしてあげる」て歌詞が桜花にもある(傘をさしてあげよう)てのにコメント見るまで気付けず不覚すぎてグッ…ってなった。

(2024/07/29 追加) なんとなく、世界を変えるひとつのノウハウの対っぽさがある、気がしてる。遊園地とか、「世界を照らす魔法はないし得意・必殺の技は出せない」と「たったひとつで世界を変えてしまう素敵なノウハウを教えるよ」とか、「誰かの涙を暗い空に飾るような世界だ」と「ボクの涙もどこかの大空に虹をかけるの？」とか、「悲しくってたまらない時はボクも泣いてあげる」と「心に開いた穴は埋めっこしようそしたら少しだけ笑ってよ」とか、根幹にある優しさは一緒なんだけど、表現の仕方が真逆、というか。どっちも好き。

「ずっとひとりで頑張ってきたんだねもうだいじょうぶ」って、まふまふさん自身が言ってほしかった言葉なんじゃないか、とふと思ってこの記事を殴り書きしだした。まだ解決はしないけどもうひとりじゃないよ、雨はまだ止まないけど代わりに傘をさしてあげる、みたいな。

もっとちっぽけだけど、その分しっかり受け取りたいな、と思った次第。

アルバム全体

とりあえず神です。最高です。ありがとうございます。

1曲1曲が濃いし綺麗だったりカッコよかったり。温度差もすごいのに置いてかれない。全部流しても1時間ちょっとで、でもしっかりお腹いっぱいになる。一気に通しで聞くもよし、1曲を無限にリピるもよし。音質も良い。

全体的に昼と夜で分けられる気もしてて、それはそれとして明るい暗いは関係ない、というか。どの曲もなんとなく空模様が想像つく気がするのが凄い。

もうここまで来たら最後までぶちまける。

１・２・３→昼、夏、雨は降らなさそうな綿雲が出てる晴れ。曇りも雨もあくまで回想だけど前日あるいは直前まで雨が降ってて地面が濡れててもいい

アイスクリームコンプレックス→夜、冬、雪が積もった星の夜もしくは灰雪、レトロな雰囲気の街。寒くて逃げこんでレンガと暖炉の家の中もアリ

レッドスプライト→夜、雷(レッドスプライト自体が雷に付随する現象)、都会のビル高層階のバー

モア→夜、ちょっと肌寒い、曇り、よくふたりで遊んだ場所。元から天気が変わりやすいけど夜中に来るのは稀

東京クローン→夜8時〜10時のうちどっかの時間帯、都内とあるラジオ局内、曇りと晴れの間ぐらいだけどそんなの関係ない

折り紙と百景→これ自体は昼、冬、曇り、粉雪、境内の居住区。その中で四季折々の出来事について回想しながら折り紙

万花繚乱→夜、夏、晴れ渡った満月、お祭り

ライア→昼、5月か6月な気がする、雨、自宅

ハロームジーカ→昼、春、ちょこっと雲が乗っかってるような晴れ、踏み固められた土の道

ナイトクローラー→夜、新月、ぼちぼち晴れてて昼間はものすごく居心地が悪い

レム→夜、秋か冬のイメージがあるけど天秤座が深夜0時に南に来るのは5月らしい(5月もアリ)、ちらほら星が見えるけどカーテン閉めてる、ベッドの中

テレストリアル→冬、夜、夢の中、満天の星空

ウェディングドレス→昼、10月とか11月とか、うろこ雲、式の会場

目隠し少女と蜃気楼→昼、ここ数ヶ月、雨は降るけど酷い嵐も猛暑もない。出会ったのは夏の嵐の時かもしれない

１０数年前の僕たちへ→昼、春というか4月、綿雲な晴れ、桜のすぐ近く。桜がすぐ近くにあるレコーディングスタジオかも

アイムユアヒーロー→街灯で明るい夜っぽい、この時は降ってないけど雨の予報がある、人通りが普通な通りの公園

バトンタッチもすごい好きで、入りが特徴的な１・２・３→アイスクリームコンプレックスの元気系、からのレッドスプライトで勢いそのままに暗くして更なる引き込み→その緊迫感を残してモア→東京クローンの皮肉っぽさ、そこから現代を離れて折り紙と百景。万花繚乱を続けて和で恋でハピエン化、+ライアで恋愛3連発、でライアで現代に戻してからのハロームジーカ、ハロームジーカ→ナイトクローラーの前半後半の切り替わり(正確にはライアとハロームジーカだけどそれは置いといて)、ナイトクローラー→レム→テレストリアルの夜3連発、かつレムからのテレストリアルは曲調がなんとなく似てる、テレストリアル→ウェディングドレス、から目隠し少女と蜃気楼で落ち着けて、１０数年前の僕たちへでAtRの曲からAfter the Rainのふたりにして、アルバムと同じタイトルの1曲で締め、かつ最初の曲にも繋げやすい、ていう順番が聴かせにきてるな、て感じがする。

最後には好きしか言えないみたいなアルバムで、折り紙と百景、万花繚乱、テレストリアル、目隠し少女と蜃気楼みたいな世界観が好きな曲から、１・２・３、ハロームジーカ、モア、レム筆頭の雰囲気が好きな曲、レッドスプライト、東京クローン、ナイトクローラーのカッコいい曲、で１０数年前の僕たちへ、アイムユアヒーローのメッセージが嬉しい曲も入ってる、マジで最高、てのが私の感想です。お守りみたいになってる側面があります。

私はAfter the Rainを推しています。

アイムユアヒーローミックスリスト(Topic) https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_l5noeDHioJtE7oGtspa055g1GMXhUeIvU&si=D4wo-jKBI6IkzgZS

発表の時の配信

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